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テニスでボレーを上達させる即効性の高いアドバイス。苦手な人は必見

テニスバックボレー
テニスにおいてボレーは相手のミスではなく自分でポイントを獲得する為の重要なショットです。ボレーを上達させなければポイントを取りに行くことは一気に難しくなってしまいます。どれだけストロークを強化してもボレーがザルだと、取れるはずのポイントもボロボロ落としてしまうことにもなるのです。

特にダブルスでは決定力のあるボレーが打てなければ、レベルが上がるにつれて全く歯が立たなくなってしまうものです。上級以上、オープンレベルの大会になるとアマチュアでも一通りのショットはそつなく打てる人が大半。

その中でボレーに決定力を欠いてしまうと、ゲームどころかポイントを獲得するのも圧倒的に難しくなります。威力がないならまだしも、サーブアンドボレーの1打目となるローボレーや、自分の手元に飛んでくるブロックボレーなどができなければ、前衛としての仕事ができていないのと同義です。

さらに社会人、週末プレーヤーにもなれば基本的には練習も開催されている草トーもダブルスが多くなってきます。私自身、社会人になったばかりの頃はボレーが下手くそで、周りの上級レベルの人と比較してかなりのコンプレックスを抱いていました。

「社会人になって上級レベルのテニスをするには、ボレーができなければ浮く」

私自身はそんなイメージが強いです。実際に私は上級者限定の社会人テニスサークルに属していますが、メンバーは全員サーブアンドボレーで組み立てていくタイプの人が多く、ボレー以外の各ショットも全員そつなく打てます。

ここに入ったばかりの頃はボレーが本当に苦手だったもので、ダブルス形式の練習でも足を引っ張ってばかりでした。ですがテニスにおいてボレーは重要かつシンプルなショットでもあります。

少しだけ動作や意識を改善するだけで、ボレーのつまらないミスは激減し、ダブルスの試合でも前衛としての仕事をそつなくこなせるようになるものです。今回はボレーが上達せずに悩み、苦手意識を持っているあなたに、即効性のワンポイントアドバイスをお伝えします。

ボレーでミスをする、上達しない原因の大半は”振ってしまっている”

「ボレーは当てるだけ」

どこのテニススクールでも部活でも、どの雑誌でも参考書にも書いてあるようなことです。ですが実際にはラケットを振ってしまっている人が大半なわけです。頭ではわかっていても、”当てるだけ”というのが実践できない…。これはかつての私も同じだったのでよくわかります。

実はこれ、”当てるだけ”と意識してもどうにもならない、ボレーのフォーム的に当てるだけでラケットワークを収めるのが難しい場合があります。ボレーが上達しない原因は”構え方”にあるのです。

この”構え方”を変えるだけで、ローボレー、ミドルボレー、ハイボレー、ポーチも、全種類の成功率が飛躍的に高まります。今ボレーが上達せずに悩んでいるあなたは、これからお伝えすることを次にコートで打つときに是非実践してみてください。

ボレーの構えはラケットヘッドを立てつつ、腕を少し伸ばしてより前方に構える

つまり、ボレーが上達しない、ミスをよくしてしまう人の多くはボレーの構え方が”縮こまっている”ということです。ラケットヘッドは立てていても、可能な限りラケットそのものを前方に構えていなければボールを身体より前で捉えることはできません。

具体的にお伝えするならば、構えている時の肘の角度です。縮こまっているということは自身の肘の角度が鋭角(90度)と、完全に曲げて構えてしまっている状態。これがボレーを失敗しやすい、よくない構え方です。

なので肘の角度にもう少しゆとりを持つように、ラケットはしっかり前に構えるように心掛けましょう。これを意識するだけでボレーは劇的に変わります。ダブルスの試合でも、全英としての仕事をやりきることができるようになるでしょう。ペアも安心です。

2人ともサーブにストロークからボレー、スマッシュまでミスなくこなせるようになれば、ゲームメイクも楽しくなり、戦術を組み立てるのも楽しくなります。