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テニスを上達させたい社会人週末プレーヤー必見!即効性のあるワンポイント

テニスの当たり
テニスは人によって上達スピードに個人差が凄まじく、テニス人口を見ると「上級者」と呼べる人間はほんの一握りで、「長年練習しているのにテニスが上達しない」と悩んでいる方が非常に多いのが現状と言えるでしょう。

特に社会人になると学生時代と比較すれば練習時間も圧倒的に減るので、それに比例してテニスを上達させるチャンスも減ってきてしまうものです。一般的なアマチュア選手は、「学生テニスの引退=現役引退」というイメージが強いです。

確かに社会人の休日にするテニスは学生時代では味わえない特別な楽しさなどもあります。ですがテニスを続ける以上、どうせなら上達させたいと多くの方が思っているはずです。草トーに出場するにしても、オープンレベルの大会で優勝したいと思うのではないでしょうか。

社会人になっても社会人テニスサークルや実業団にテニスオフなど、テニスをするコミュニティは多いです。友達と2人で土日にコートを予約して練習するにもテニス人口は意外に多く、かなり前の段階で予約しておかなければ土日にコートを予約するのは至難の業とも言えるでしょう。

そうなると多くの方が何かしらの”テニスコミュニティ”に属する選択を取ることになります。確かにサークルなどに属していると、土日でも定期的にテニスができる環境が整っている場合が多いです。しかし、ここで1つ問題が発生します。

・技術力を高めることができない(基礎練をするサークルは少数派)
・サークルはダブルス中心なのでシングルスの練習をする機会が少ない
・多くのサークルは参加人数が多いので、1回の練習では物足りない

これは「仕方ない」と言われればそれまでなのですが、テニスコミュニティに所属すると定期的にテニスをする環境を確保できる代わりに上記の代償が伴うことになります。

学生時代にそれなり戦績を出していた人たちはコミュニティに属さず、フリーでひたすら試合に出ている人が多いです。練習も基礎練習はせず、試合形式で回し続けるパターンが多く、”試合前の調整”という意味で練習をするぐらいでしょう。テニスを技術的な意味で上達させようとはあまり考えてない人が多いのです。

その他にもテニススクールがあります。確かにテニススクールであれば基礎練習もできて、同時に定期的にテニスができる環境を確保することができます。社会人になって技術レベルを地道に高めたい場合は、テニススクールに通うのも1つの手と言えるでしょう。実際、テニススクールとサークルの両方に所属している人も多いです。

ただ、テニススクールにも

・月額料金が高い
・1回のレッスンで満足できない
・仕事が忙しいと通えない

こういったデメリットも含んでいます。もちろん何事にも良い面と悪い面がありますが、特にお金の部分は日本と言う国に生きている以上、色々な意味で大切に扱うべきだと集めています。

まだラリーを満足に続けることができない初心者や初級者の場合は技術力を高めることが必要になりますが、

・練習では上手く打てるけど、試合になると打てない
・調子の波が激しい(良い時もある)

こういった意味合いでテニスの上達に悩んでいる場合、話が違ってきます。

1通りのショットが打てる場合、テニスを上達させて試合で勝ちたいなら…

テニス上達への道のり

これは社会人に限らず、学生を含めて全プレーヤーに言える話ですが、テニスを一定以上のレベルに上達する人としない人の差は、技術よりもフットワークの差が大きいです。「練習だと上手く打てるのに、試合になると打てない」という人は、まさにフットワークが原因なのです。

ストロークにボレー、サーブ、スマッシュ。1通りのショットを打つことができて、ラリー練習も50球、ちゃんと丁寧に繋げれば100級続けることができる技術があるにも関わらず、試合になると実力を発揮できず自滅してしまい、試合そのものを楽しむことができたに人は多いです。

草トーの上級・オープンレベルの大会でもそういった選手が非常に多い印象を受けます。それぐらいの技術レベルを持っているなら、社会人になってからわざわざ基礎練習をする必要はないと言えるでしょう。

何故ならば、社会人になるとテニスの頻度も不定期になりがちなので、中途半端な技術・フォームの改造はかえってテニスの上達を阻害してしまうためです。プロで生活がかかっているなら話は別ですが、アマチュアなら「技術レベルはある程度仕方ない」という割り切りも、テニスを上達させるために大切な意識です。

社会人になってテニスを上達させて、草トーや区民大会などで優勝を狙いたい場合はフットワークを見直すのが1番の近道と言えるでしょう。

フットワークを改良してテニスを上達させるにも具体的にどうすればいいの?

テニスの疑問

「フットワークを良くする」

口で言うのは簡単ですし、テニスをしている誰もがフットワークを良くすべきだと考えていると思います。かくいう私自身もドロップショットや一度抜かれたロブを拾う、前後の動きには多少自信はありますが、社会人になってから左右の球際が圧倒的に処理できなくなって困っています

元々学生時代は粘り強くボールを拾う”シコラー”のプレースタイルだったので、社会人になってから走れなくなったことでより危機感を強く感じてしまったのです。

足が速い≠フットワークが良い!テニスの上達に大事なのは”タイミング”

「足が速い=フットワークが良い」と考えている人もいますが、これは間違いです。足が速いことに越したことはありませんが、テニスが上達するには単に足が速いだけでは不十分と言えます。

肝心なのは、いかに打点へ早く、正確に入ることができるかです。打点を一定の位置にすることで各ショットの軌道も安定するようになり、逆に打点の位置が不安定であれば、ボールの軌道も応じてバラバラになってしまうのです。

短距離走で足が速くても、一歩目の踏み出しが遅かったり、準備が遅れてしまえば当然ミスに繋がってきます。タイミングとはリズムであり、テニスの場合、自分の身体の動きとボールの動きのリズムを合わせることで、安定するようになるのです。

では、どうすれば実際の試合でも質の高いショットを打つ上級者とも互角に打ち合えるのか?その具体的な方法をお伝えいたします。

【スプリットステップ】テニスが上達しない人の多くはやっていない基本

「スプリットステップ」はほとんどの場合、テニスを始めた最初の段階で習う要素だと思います。相手がボールを打つのと同時に軽くステップ(ジャンプ)して、自分のコートへ飛んでくるショットに備える動作です。サーブを除いてストロークやボレー、スマッシュなどの全ショットの基本的な動作です。

テニスをやっていれば「スプリットステップ」を知らないという方は我流でなければほとんどいません。上級者も初級者も、知識としては持っている筈です。そんなスプリットステップですが、テニスが上達せずに悩んでいる方は実際に打つときに使ってないケースが結構多かったりします。

ボールに素早く、テンポよく反応するためにもスプリットステップは欠かせません。限られた時間の中でテニスを上達させるために、今一度実践できているかチェックしてみましょう。

プレー中は、とにかく”足を止めない”ことを徹底する

何故ならば、サーブからラリーが始まり、1ポイントが終わるまでテニスボールが静止することは一瞬たりともないからです。ボールは常に動き続けています。自分の動きとボールの動きをシンクロさせるのに、自分の動きが止まってしまうとタイミングを合わせ辛くなってしまいます

そうなってしまうと初中級者にありがちなパターンですが、”たまたまタイミングが合ったとき”にだけしかナイスショットが飛んでいかなくなってしまうのです。これもまた、テニスが上達しない原因の1つだと言えます。

例えどんなに相手が遅いボールを打ってきても、自分の足だけは止めないように徹底しましょう。「足の幅は〇〇cmぐらいにして…」と細かく考えるのは雑念となり集中力が下がるので、”何となく足を動かし続ける”のがポイントです。

抽象的になってしまいますが、ボールの動きと自分の動きをシンクロさせるのが目的となり、このリズムが合うようなると、ストロークも劇的に安定してボレーやスマッシュなど、テニスがまんべんなく上達するサイクルに乗っかることができるのです。

まとめ

テニスの練習

学生から社会人になると、定期的にテニスの練習をして、技術レベルを高めるのは難しくなります。元々1通りのショットが打てるレベルの技術を持っている場合は、技術レベルを高めてテニスを上達させるよりも、フットワークを改善して上達した方が得策と言えるでしょう。

中途半端にフォームをいじると、かえって自分のテニスを見失い、不調のサイクルにハマってしまうリスクもあります。「練習では上手く打てるのに試合になると打てない」という悩みは、フットワークを良くすることで解決できるのです。

余談ですが、漫画にあるような「1本足のスプリットステップ」はNGです。スプリットステップは着地時に”両足に平等の負荷がかかる”のが重要です。そうすることで、全方向への踏み出しもスムーズになるので注意しましょう。