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練習しない方がテニスが上達する人の特徴とは?一皮剥ける為のヒント

練習せずテニスが上達

「練習しない方がテニスが上達する」

あなたの周りにそんな人はいませんか?実はテニスをしている人の中ではそういった人も少なからずいます。ただ、1年単位で長期間のブランクがある場合は残念ながら腕が鈍ってしまう可能性が高いです。

例えば週4で練習していた人が週1に、週1で練習していたのを月1ペースに、といった形で練習時間を減らした方が、テニスが上達して試合のクオリティーが上がる人もいます。学生時代は毎日練習していた人が社会人になって週1ペースになるのが良い例です。

同時に、社会人になってからテニスが劇的に上達する人は多いです。練習時間は圧倒的に減ったにも関わらず、それに反比例して実力が伸びるという現象は往々にしてあります。これは、「練習しない方がテニスが伸びる」と同義だと言えます。

「学生時代はノンレギュラーだったが、社会人になってから市民大会で優勝した」
「社会人になってからテニスも上達して、より楽しめるようになった」

学生時代は練習が結果に結びつかずに悩んでいた時期の方が圧倒的に長かった人が、社会人になってから急激に実力を伸ばす減少は何故起きてしまうのか?私自身もかれこれ10年以上テニスをしていましたが、社会人になって個人でのオープン初優勝を成し遂げることができました。

大きな規模の大会ではありませんでしたが、初めての優勝ということで素直に喜ぶことができました。今回は私の実体験等も踏まえて、練習しない方がテニスが上達してしまうという理由や具体的要因などを解説してみました。

私自身も経験したことがありますが、

「誰よりも練習しているはずなのに、テニスが全然上達しない…」

という悪循環は、どちらかというとテニス熱の高い、練習熱心な人が陥ってしまう傾向が強いと言えます。テニスの上達に悩み、不調のサイクルにハマっている場合は、是非参考にして頂ければと思います。

一度、テニスの上達云々から離れて他のことを考えてみる

ただ、不調に陥っている場合、これだけで問題が解決されて調子が戻ってくることもあります。テニスにのめり込み過ぎると、周りの目が見えなくなったり、普段は気づけることも気づかず没頭してしまう場合もあります。

「練習は嘘をつかない」と良く言いますが、ただやみくもにボールを打っていてもテニスの上達は望めません。やみくもでも打てば上達するなら、毎日狂ったように壁打ちで強打し続けていれば上達するとは思いませんか?ですが現実はそこまで甘くありません。

しかし実は、テニスが上達しない人は何も考えていないというわけではなく、色々細かいことを考えながら練習しているが故に上達が遅れてしまっている場合が多いのです。

「打つときは手首を…」
「テイクバックしながら膝を〇〇度に曲げて…」
「バックハンドを打つときは…」

などなどフォームや技術的なことを、一度に複数まとめて考えたりしてしまっています。テニスも含め、運動とは本来は感覚で行う動作であるため、あれこれ多くのことを考えてしまうのは空回りしてしまう可能性が高いです。また、人間は常に1つのことにしか集中できないことも、余計にテニスの上達を阻害してしまっているのです。

良い意味で適当に、流すように打ってみる

あれこれ細かいことを考えれば考えるほどテニスの上達が遠ざかる。これは私の持論ですが、テニスが上達しない人の多くはこういった傾向があるように感じます。真面目さが裏目に出てしまい、「練習しても上達せず迷走し続けている」という結果に行きついてしまっているのです。

なので一度そういった雑念を捨てて、自分の好きなように打ってみるのも1つの手です。狂ったように強打し続けるのも良し、ラリー相手がウンザリするぐらいロブを打ち続けるのも良し、気の赴くままに打ってみてはいかがでしょうか。

その中で自分が一番違和感なく打てる、最適なテニスが見つかることもあります。フォームと言う固定概念に囚われずとにかく感覚に任せてテニスをしてみてください。

また、プロのプラクティスのようにリラックスして、流すように打ってみるのも有効です。適当に打っていくうちに自分がコントロールできる打球レベルが見つかり、テニスが急激に上達するきっかけにもなります。

テニスにおいてフォームは、極論打てれば関係ない

テニスにおいて最低限守るべきフォーム・動作は様々ありますが、ストロークにボレーやサーブ、基本的なショットが一通りそつなく打てれば極論フォームは何でも良い。むしろ自分が違和感を感じる、ミスをしてしまうような技術的アドバイスは取り入れない方が都合が良いのです。

私自身もテニスの調子が最も上がる瞬間は、そういったフォームなどを一切気にしなくなったときです。細かいことを考えすぎて不調のどん底に落ちて、開き直った瞬間ボールが面白いように入ります。良い意味で”適当”に打つことができている状態です。

まとめ

「絶不調のどん底の中テニスをしていて開き直った瞬間急激にテニスが上達した」

これは余計な思考が一気に取り払われ、子供のように感覚的にテニスができている状態です。恐らくテニスが上達せず悩んでいる方でも一時的にでもこの境地に達したことがあるかと思います。

そこで何故上手く打てたのかをまた深く考えすぎて、テニスが元に戻ってしまうケースが多いです。上手く打てているなら変に理由を追求し続けず、そのまま”適当”に打ってみてはいかがでしょうか。

上手く打っている中にまた新しく技術的な要素を取り入れて調子が落ちてしまえば、本末転倒なのです。