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試合中にテニスを上達させる?プレー中に修正して調子を戻すコツ

テニスを上達
現在25歳のサラリーマン週末プレーヤーです。テニスは中学生の頃から10年以上一筋でやっています。社会人になってから余計なストレスが抜けたせいか、テニスが上達しました。変に「絶対勝たなければ」という気負いが抜けたのかもしれません。

社会人になってからダブルスしかやっていなかったのですが、先日2年ぶりにシングルスの草トーに出場しました。結果は総当たり戦で4勝1敗だったのですが、初戦が想像以上に酷かったのです。

ダブルスメインとはいえ土日はほとんどテニスしかしていなかったので体力には自信がありました。にも関わらず予想以上に足が動かず、イージーミスを連発してしまいました。

「サーブが真ん中に当たらず、ダブルフォルトを連発」
「リターンもクリーンヒットできず、返っても球が浅く主導権を握れない」
「チャンスボールも当たりが薄く、決めきれない」

こんな症状で久しぶりにテニスをしてフラストレーションが溜まってしまいました。が、試合が進むにつれてダメな点を修正し、中盤にはしっかり調子を取り戻して良いパフォーマンスで終えることができました。

「普段はある程度打てるのに、試合になると打てない」

こういった問題を解決すれば、テニスは上達します。現に試合の序盤は初心者レベルにまで堕落してしまったテニスを試合中に修正して互角以上に打ちあえるまでに上達させることができたので、どのようにして修正したのかを共有させていただきます。参考にしていただけると幸いです。

サーブはスピードではなく、回転重視に変更。手首をリラックスして回内動作を

当然ですがダブルフォルトは試合で一番やってはいけないミスの代名詞ですね。しかし、オープンレベルの大会となれば対戦相手も上級者クラスの選手がメインです。当てるだけの羽子板サーブでは叩かれてしまい、ポイント獲得には繋がりません。

なのでサーブは途中からスピンサーブを主軸にしていきました。私の場合ダブルフォルトを連発していたときは手首が固く、プロネーション(回内動作)が使えていませんでした。なので、まず手首をリラックスさせてボールをなぞるように回転をかけて安定させました。

フォルトが減ってきたら打点を前にして、スピードを高めて攻められるようにしました。また、サーブでスピードを出そうとすると身体が正面を向いてしまい、回転をかけ辛くなってしまいます。「横向き」という、基本的な要素を改めて意識することで試合中に修正することができました。

リターンはコートの中に入って、可能な限り前で捉えるように修正

次はリターンです。リターンが返らなければ文字通りラリーになりません。当然ながら相手のサービスゲームをブレイクすることは不可能です。かといってミスを恐れて安全に返そうとすると相手サーブの勢いに押されて打ち損じてしまうリスクもあります。

そこで弱気にならず、あえてコートの中に入って前で捉えることを意識した結果、ミスも減って攻撃的なショットが打てるようになりました。試合になるとミスをしないようにと弱気になってしまいがちですが、強気で行ったほうが結論上手くいきやすいと言えるかもしれません。

また、リターンの位置を前にすることで相手にプレッシャーを与えることもできません。リターンの位置を変えるだけで、ブレイクできる気配のない相手サービスのゲームもガラッと流れを変えることができます。

ラリーでもポジションを前にして、自分から積極的に打っていく

テニスは時間の奪い合い。ベースラインより前に、コートに入って打てるようになれば、必然的に相手の時間を奪うことができます。自滅を恐れてつなげようとすると、どうしてもベースラインより内側に下がってしまいがちです。

ベースラインより後ろ側にいると、取れるポイントも取れません。確かに自滅をしないのが一番ですが、オープンレベルの大会で優勝を狙うなら相手のミスを誘うような、繋げるにしても攻めの姿勢が大切です。

テニスが上達する人は、消極的なプレーをする人は中々いません。チャンスボールもしっかり決めきれる決定力があるからこそ、上級クラスの試合でもしっかり結果を出すことができるのです。

ミスを恐れずしっかりラケットを振り切るように意識した結果、ラリーの主導権もドンドン握れるようになってきました。

相手のショットに応じてしっかりタイミングを計るように意識しよう

当然ながら人によって打球は異なります。例えば1試合目でストロークを修正してクリーンヒットできるようになっても、緩急をつけられるとまた調子が落ちてしまうのはよくある話です。

そこでラリーをしていく中でも、相手の打つショットにしっかりタイミングを合わせるように意識してみるのも効果的な修正方法です。ハードヒットした速い球を返す場合は速いテンポで、山なりのボールならばそれよりも少し待って打ってみるなど、ちょっとした心がけで試合の勝率も激変します。

これこそ試合で勝つための”柔軟さ”と言えるかもしれません。相手のショットに応じてしっかりタイミングを合わせるように意識してみましょう。

まとめ

試合で思うように打てないのは、単純に打球タイミングがずれている可能性が高いです。壁打ちで良いショットを打てても人間相手だと上手く打てないのと同じように、打球は人によって速さも回転もタイミングも異なります。

所見の相手でも打球タイミングを合わせることができれば、一見技術力に差があったとしても互角以上に打ちあえるようになります。どんなボールに対してもジャストタイミングで打てるようになれば、テニスは見違えるほど上達するものだと思います。

私の場合社会人になってから自分のフォームなどを全く気にしなくなったのが、かえってテニスが上達した要因なのかもしれません。

あまりに自分のテニスが酷かった場合、小難しいことを考えるのを辞めてとにかくテニスを楽しむことを徹底してみるのも、抽象的にはなってしまいますが有効だと思います。