大学終盤でテニスが劇的上達!ヘタレから4年生でレギュラー入りした成功物語

ファーストボレー
誰よりもテニスが好きで、1倍努力してるにも関わらず、学生生活で一度もレギュラーになることができず引退を迎えてしまう…。中学3本先取(計5本)、高校は2本先取(計3本)、大学は5本先取(計9本)です。大学の場合はレギュラーが多くて10人程度で、6人が単複兼任している場合は試合に出れるのはたったの6人ということになります。

そのため、学生時代、一度もレギュラーとして試合に出ることができずに引退を迎える選手の方が圧倒的多数なのです。ほとんどの場合、入部した当初から一定の実力を持っている選手がそのままレギュラーの座を確保し続けているチームが王道パターンのように感じます。

しかしその中でも、入部した時点ではレギュラー争いに食い込むレベルではなかった選手が、部活を続けていくうちに力をつけて、レギュラーを勝ち取り選手としてチームの勝利に貢献した人も少なからずいるのです。今回は、そんな知人のTさんにテニスを上達させた秘訣や、普段の練習で意識していたことを聞いてみました。

Tさんは中学野球部、高校からテニスを始めてテニス歴3年という経歴で大学も体育会の部活に入部しました。入部当初はラリーはある程度できるものの球が浅く、2年生まではとてもレギュラー争いに合流できるレベルではなかったといいます。人一倍練習してるのに関わらずテニスの上達に悩んでいたようです。

しかし大学3年になってからメキメキと実力をつけ始め、3年次は惜しくもレギュラーには届かなったものの、4年の春、とうとうレギュラー入りを果たしたのです。最後の年は選手として勝つべき試合をしっかり勝ち切り、最高の形で引退を迎えることができたと語っています。1つの小さな成功物語を持っている方なのです。

「何としてもテニスを上達させたい!」
「何としてもレギュラーになりたい!」

そんなあなたは、Tさんがテニスを上達させるにあたって意識していたことなど、自分に取り入れられそうな要素を盗み、実践して見てください。直接話を伺い、一定の部分をカットしたものを書き起こしました。

まず、テニスが上達せず悩んでいた頃の状態を具体的に教えてください

Tさん:
とにかく重くて深いボールが打てないことで悩んでいました。自分のグリップの握りが厚いというこということもあり、回転はかかるんですけど「ショリショリッ」とした感じで球が伸びるわけでもなく、浅く弱いボールしか打てなかったのが大きな悩みでした。

元々体力には自信があったんですけど、球がほとんど浅いせいでラリーの主導権を握れず、ハードヒッターと試合するとサンドバッグになってばかりだったので、どうすれば球のレベルを上げられるかが課題でしたね。

サーブもイマイチスピンがかかりきらず、中途半端に浮いて相手に強打される、というパターンも多かったです。

その過程で何度かレギュラーに勝負を挑んだんですけど、あと1球届かないという感じで。相手の調子が落ちてるときを見計らって挑んでも競り負けてばかりでしたね。どうすればテニスが上達するのか自分なりに考えて、自分なりにフォームを変えたりしてみたんですが、どれも上手くいきませんでしたね。

テニスが上達した際、日頃の練習で意識していたことを教えてください

古びたテニスボール

Tさん:
まず強いボールを長時間打ち続けられるように、体幹トレーニングは毎日欠かさず行っていました。自分がミスをしてしまうときはよく身体が流れてしまっていたので、軸を安定させることをとにかく意識していました。

コートでボールを打つときも、振り回し練習などであえて自分を追い込んで、球際でもなるべく軸をブラさずに打ち返すように意識していました。

どちらかというと粘り強く拾うタイプだったのですが、一定以上のレベルのストローカー相手になるとネットを取られて、一方的な展開が多かったです。そこで走らされてもカウンターで反撃できるようになることで、自分のテニスの幅は一気に広がると思っていたので最後までボールを追うのはもちろん、どんなショットでも身体の軸がぶれないように意識していましたね。

技術的な部分で何か変えたり、新しいものを取り入れたりはされましたか?

Tさん:
はい。今まではボールの当たりが薄かったので、体幹だけ強化しても当て方を変えないと重いショットは打てないと思いました。なので、技術的な部分はインパクトを厚くするために、なるべく地面と垂直になる角度で当てるように意識していました。

ラリー練習などでは自分の打ちやすい打点を身体に覚えさせようと思って、なるべく打点を一定にして打ち返し続けるようにしていました。僕の場合は大体腰の高さで捉えると良い当たりになるので、抽象的にはなってしまうんですけど常に腰の高さで当てるイメージを持って打つように意識していました。

後は、グリップの握りが厚い人ってスクールで教わるように「下から上の軌道」でスイングすると当たりが薄くなりやすい、前に押し出す力が欠ける人が自分自身も含めて多いんじゃないかなと思っていたので、「下から上」のスイング軌道を意識し過ぎず、リラックして打つように心掛けたのもテニスが上達した一因になってるんじゃないかなと思います。

技術面はあまり深く考えすぎるとキリがないので、端的にいうなら「ボールの当て方」を変えたことが上達に結びついたように考えています。

ジュニアのバックハンド

Tさんが思う、テニスのコツを教えてください

Tさん:
難しいですね…。ただ、技術的な指導は人によってグリップの握り方とか打感のフィーリングも違ってくると思うので、フォームについては人によって異なるんじゃないかなと思います。ただ、「力を抜く」というのは大切だと考えていて、テニスの上達に悩んでる部活の後輩にも「力を抜け」というのは今でも口酸っぱく指導しています。

ただ、一言で「力を抜いて打て」と言っても中々できることでもないので、「身体の力を抜く」というよりは普段打ってる5割ぐらいのショットでラリーを続けるように、と伝えてうまい具合に実力を伸ばしてる後輩が何人かいました。

僕自身も当たりを厚くしただけで、「スピードを出そう」とは全く意識していませんでした。学生最後の年にレギュラーになれたときも「速い球が打てなくても何だかんだで勝てる」ということに気付いたので。

僕の場合はむしろスピードを意識した方が力みにつながってしまうので完全にマイナスでした。レギュラーになれなかったときはそれにも気づけていなかったのかもしれません。

だから僕が思うテニスのコツは、「自分がミスせずコントロールできる打球のレベルを見つけて、徐々に打球レベルを高めていく」という風に練習していくと良いんじゃないかと思います。打球レベルを上げる為に僕は体幹のトレーニングや振り回し練習が功を成したと思ってます。

いま現在、テニスが上達せずに悩んでいる方に向けて一言お願いします

正直「センス」っていうのはあると思ってます。僕も学生最後の年でそれなりにテニスが上達してレギュラーとして試合に出ることができましたが、強豪校というわけではないですし、上にはひたすら上がいます。

ただ、センスが関係あるからといって諦める必要もないかなとも考えてます。試合を観てる人が驚くようなスーパーショットが打てなくても、基本的に自分からミスをしなければある程度の相手には勝てるスポーツなのがテニスです。

後、僕の同級生では最後までレギュラーになれず引退したメンバーも多くて、レギュラーになれずに引退を迎えたことが凄い悔しかったと言ってるのが凄い印象的でした。なのでもし今部活などの本格的なチームに所属していたりするなら、後悔のないようにやりきって欲しいなと思います。

そのためには理想を追い求め過ぎず、まず自分がコントロールできるボールのレベルを正確に受け入れるた上で、少しずつ球のレベルを上げていったら結果はついてくると思います。

テニス上達のカギ

Tさん、ありがとうございました!

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