”脱力”でテニスを上達させる為の効率的かつ具体的な施策をご紹介!

リラックスしたラリー

「テニス上達のコツは、”脱力”」
「力を抜いてボールを打つことで、上手くいく」

こういったアドバイスはよく耳にするものです。テニスの上達には”脱力”がキーポイントになっているという認識。実際、運動において”力み”は不要で、上手く打てない人ほど力んでいる方は多いものです。脱力はテニスの上達に限らず、あらゆる運動を円滑にこなすために大切な要素と言えます。

ですが「力を抜いて打て」と言われても、実践することができる人はごく僅かです。このアドバイスで実際に力まず打てたら、日本のテニスレベルももっと高くなっていてもおかしくはありません。正しいアドバイスである反面、実際にできる人が少ないのが”脱力”なのです。

そこで今回は、「”脱力”とは具体的にどうすればいいのか?」という点について考えてみましょう。力を抜いて打つとは言っても、身体のどこにも力を入れないというわけではありません。ラケットの性能が良いとはいえ、テニスボールを飛ばすにはそれなりのエネルギーが必要だからです。

つまり認識としては、「どれだけ必要最低限の力でボールを打てるか」が重要になってくると言えるでしょう。

テニスボールは意外と重い!下半身を使わなければ強打はできない

テニスが上達しない人に一番多いのが「手打ち」です。ただ、手打ちでもある程度打てるので、テニススクールの上級者クラスでプレーしている人たちにも手打ちはそこまで珍しくありません。ですが、間違いなく手打ちでは一定以上のレベルにテニスを上達させるには難しいです。

何故ならば、「飛んでくるテニスボールは意外と重いから」。アマチュアと言えども、100㎏/h前後の力強いストロークをコントロールできる選手はゴロゴロいます。そういった相手に手打ちだと、間違いなく打ち負けてしまいます。

また、手打ちは打球タイミングがズレると暴発してしまうリスクが高いため、必然的に調子の波の振れ幅も大きくなってしまうのです。そこで重要になるのが「下半身」であり、リラックスして打つには下半身を使うことが大前提になると言えます。

テニスで力強いショットを打つために必要な力とは単純な腕力などではなく、”体重移動をすることにとって生じるエネルギー”なのです。そのエネルギーをより大きく、正確にボールへとぶつけるためには、下半身の力が必須です。逆に手打ちとは、文字通り手だけのエネルギーで打っているのです。

「下半身に力を溜めて、その力をボールにぶつけるイメージ」です。抽象的にはなってしまいますが、このイメージは効果的です。下半身が使えていない方は元々足のスタンス(幅)が狭い傾向があるので、基本的なスタンスを広めとって構えるといいでしょう。トッププロも試合を観ていればわかりますが、足のスタンスは広いです。

下半身を使うといっても、力んでしまえばテニスは上達しない

下半身を使って打てるようになると、基本的に初めのうちは力強く重いボールが打てるようになります。ですがその反面、上手くいかなくなると今度は手ではなく、下半身に力みが生じてしまい、上手くいかなくなる方が多いです。

テニスの上達に下半身を上手く使えるかは大事です。ただ、今まで手打ちだった人が下半身を使って打つようになると、下半身の疲労が激しく感じてしまいやすいです。これは今まで使っていなかった筋肉を使って打つようになったのと同義なので、ある意味仕方ない現象です。

疲れれば疲れるほど、下半身が力んでしまいやすくなります。ここで勘違いしてはいけないのが、「下半身を使う≠下半身に力を入れる」ということ。つまり、下半身の力を使うからといって必要以上に下半身に力を入れてはいけないということです。

膝を曲げることによって、自分の体重の負荷が足にかかりますよね。この”負荷”こそエネルギーであり、これをボールにぶつけるのです。ここで必要以上に力んでしまうと、運動連鎖が上手くいかずショットが安定しません。下半身を使って打つ際にも、力まないように注意しましょう。

慣れないうちは短時間のラリーでも疲れてしまいますが、こればかりは慣れるしかありません。もしくは、下半身を強化するトレーニングを行うのもテニスの上達には効果的です。長時間、パフォーマンスが落ちずに良いショットを打ち続けることができるようになります。

フォアハンドは右足、バックハンドは左足に必然的に力が溜まる【右利きの場合】

重心を下げるとより感じ取れるようになりますが、フォアハンドを構えると右足、バックハンドを構えると左足に自分の体重の負荷がかかります。この軸足にかかっている負荷をエネルギーとして、ボールにぶつけましょう。

ロジャー・フェデラーはこういった身体の運動連鎖が恐ろしくスムーズかつ効率的だからこそ、世界トップクラスのショットが打てています。ただ、彼のフォームは彼独自の感覚やフィジカルあってこそ成立しているので、表面だけマネしても意味はありません。最終的な細かい打ち方やラケットワーク、フォームは、自分自身の感性を大切にしましょう。

歩くときのエネルギーをテニスボールにぶつけよう

人は、歩くだけでもエネルギーが発生しています。体重が60㎏の人なら、前へ1メートル全身することで、60㎏のエネルギーが全身するエネルギーが発生しているわけです。この前進するエネルギーこそ体重移動のエネルギーであり、テニスでも積極的に活用すべきなのです。

こういった体重移動のエネルギーをボールにぶつける際に、身体の軸がブレたりしないためにプロが取り組んでいるのが体幹などのトレーニングです。トレーニングとは、単にラケットを軽々扱えるようになる為ではなく、より大きなエネルギーをより確実にボールへぶつけるための必要な作業と言えるかもしれません。

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