テニス上達(技術)

テニスにおいてボレーは最もセンスに左右されずに上達する簡単なショットだった!?

ボレー上達
日本のテニスプレーヤーは、大半がストロークを好む傾向があります。それと同時に、テニスの初級者や中級者は上級者と比較して、特にボレーの安定性が欠けているケースが実に多いです。

ストロークはタイミングさえ合えばナイスショットを打てる選手は多いのですが、ボレーとなるとそうは行きません。ダブルスでは特に、ボレーを上達させるのは非常に大切です。しかし、テニスが上達せずに悩んでいる多くの方はボレーを上達させたいというよりも、ストロークの上達に重点を置きたがります。

「ボレーができるとかっこいい」と思っている方は多いですが、実際に「ボレーヤー」と呼ぶのに相応しい、一般的に「ボレーが得意」と言うプレーヤーは本当に少ないのです。ボレーが上達しない原因としては様々な要素が考えられますが、そもそもの練習不足が大きな原因として挙げられます。

テニススクールも基本的にはボレーよりもストロークを中心にレッスンメニューを組み立てるものです。何故ならば、生徒の方々がストロークを中心にした方が満足度が高いからです。テニススクールは生徒のテニスを上達させるのが目標ですが、それ以前にスクールも商売なので、お客様のニーズを抑える必要があります。実際に私が生徒でもストロークやラリーがメインのメニューの方が喜びます。

日本人はボレーの練習時間よりもストロークの練習時間の方が圧倒的に長いです。ところが、アメリカのテニススクールではまず初めにストロークではなくボレーを教えるのが主流なのです。先にラケットワークよりも、ラケットの真ん中にボールを当てるボールタッチから慣れさせるのが目的だと捉えられます。

そのためか、海外のトッププロのボレーは観ていて安定感もありますし、ダブルスのATP大会ももはや日本のダブルスとは別次元のようなテニスです。あそこまでボレーが上達できれば、さぞかしダブルスも戦略の幅が広がり攻撃力も強化されるでしょう。

多くの方が、「ボレーはセンス」という考えを持たれている方が多いです。確かにボールタッチ感覚は大事で、個人によって差はあります。プロでもドロップショットを多用する選手も少数派です。しかし、ボレーは最もセンスに左右されることなく上達するショットなのです。

まず大前提として単純な練習不足が挙げられますが、逆にコツをしっかり抑えて練習を重ねればダブルスでポーチなどのチャンスボールを決められるぐらいに上達させることは案外簡単です。

そこで今回は、ボレーを上達させるポイントをご紹介致しますので、是非今後の練習で意識してみてください。

【テニスの全ショット共通】ボレーのコツは初めに面をしっかり作る

ボレーのコツ

「ラケット振るなー!」という指摘はどこの部活でも、どこのテニススクールでもよく耳にするものです。確かに振ってしまっていることで面が安定せずにネットに直撃したり、コートに収まらず大きくアウトしてしまいます。

結論から言うと、ボレーのコツは「面作り」にあります。実際にボレーができる上級者に「ボレーを上達させるコツは?」と聞いても要約すれば「ラケットを振らない」と答えるケースが非常に多いです。

「ボレーは振っちゃダメとわかってるけど振ってしまう…」、多くの方がそういった状態ではないでしょうか。ボレーを振ってしまう大きな原因としては、「面のセットが遅い」ことが挙げられます。

ボレーはストロークよりも相手との間隔も短いため、ストロークと同じように準備をしていたら間に合いません。ボレーが安定しない多くの方は「面を作りながら当てに行っている」ので、結果としてラケットを振ってしまっているのです。

なのでボレーの際は、ボールがきたら何よりも「面をセットすることを第一に準備する」ことを徹底しましょう。面のセットさえできれば、後は足で持っていくだけでボレーは簡単に思った方向へ飛んでいくものです。

いかに面を迅速かつ正確に作れるかどうかがボレー上達のコツです。これを意識するだけでボレーの成功率は激変します。ちなみにボレーのセンスが良いというのは、ハイテンポな打ち合いの中でもこの面のセットをより迅速に用意できる反射神経の持ち主です。

【日本のテニス選手あるある】ボレーの足の動きに注意しよう

フォアボレーを打つ場合は左足、バックボレーを打つ場合は右足を踏み込んで打つのが基本です。ただ、ボレーが安定しない多くの日本人テニス選手、特に中級以下の方は間違った解釈をしてしまっています

フォアは左足、バックは右足で踏み込むというのは間違っていませんが、多くの方が間違っているのが踏み込むタイミングです。ボレーが安定しない方の多くは、「踏み込むのと同時にボールに当てている」ケースが多いです。決めるボレーで思い切り足を「ドンッ‼」と音を立てて打つ方はよく見かけます。むしろ私も未だによくやります。

ボレーが安定する足の動きとしては、「足を踏み込んでから当てる」というのがポイントです。踏み込みながら当てようとすると顔の位置も乱れ、それに伴って面もブレてしまい、ミスに繋がります。

面をセットして、足を踏み込んだら、後は待ちましょう。後は体重で持っていけば、ネットプレーで活躍するボレー玄人のような「パチーン!」と爽快なインパクトで相手を打ち抜くことができるのです。足の動きに注意しましょう。

ちなみに面をセットさえできれば正面を向いたままでもボレーは打てますが、これは上級者向きなのでまずは横向きで面を正確かつ早くセットする練習をしましょう。

【テニス初級者あるある】ボレーの構えでラケットヘッドを立てるのを忘れがち

ボレーの構え

単純ですが、ボレーの構えはラケットヘッドを立てて構えるのが基本です。ただ、特にテニス初級者の方はストローク慣れし過ぎているせいかダブルスの前衛で構えているときも比較的ラケットヘッドが下がった状態で構えている場合が多いです。多くの方が無意識レベルでそうなってしまっています。

ボレーの面を作る際にラケットヘッドを下げて作る方はまずいません。ラケットヘッドを立てて構えていれば、基本的に少し身体を捻って横向きを作ればそのままボールを打つ準備ができるからです。

そこでラケットヘッドが下がった状態でボレーを構えていると、打つ前にラケットヘッドを上に持ち上げるという、余計な動作が必要になるため、反応が遅れてミスをしてしまいます。ミスの原因としては非常に細かいポイントです。

細かい部分ではありますが、これを修正することでボレーの反応速度も変わります。「いや、ネットプレーのときはちゃんとラケットヘッド立てて構えてるよ!」という方も、復習の意味合いも兼て改めて意識してみましょう。

普段テニスをしているときはそういった細かい部分は無意識レベルで身体を使っている場合があるので、普段のボレーでラケットヘッドを下げて構えていた場合は慣れるまで意識する必要があります。

テニス初級者と上級者はここが違う!ボレーこそ足を細かく動かし続けよう

ボレーに限らず、テニスが上達せず、試合でも勝てず悩む方と上級者の違いの大きな違いとしてはフットワーク、足の使い方が挙げられます。テニスのショットの中でもボレーはタッチセンス以上に、この足の使い方がポイントになります。

とにかく、ネット付近で構える際は足は動かし続けましょう。足を止めてはいけません。ボールが自分の方へ飛んでくる時もそうでない時も、常に足を動かし続けることで面の準備も速めることができるのです。

特にダブルスでは、ボールがいつ自分の元へ飛んでくるのかは相手次第です。突然のストレートアタックなど、自分の予期しないタイミングでボールが飛んでくることも多々あります。そこで足が止まっていては反応すらできない場合が多いです。

なので、足は常に動かし続けましょう。難しく考えず、何となくで構いません。プロのダブルスを観てもわかりますが、プレー中に足が止まっている上級者・競技者はほとんどいません。

まとめ

ローボレー

ボレーは「面作りにはじまり、面作りに終わるショット」と言えます。いかにラケット面を早く、正確にセットできるかがボレー上達のコツです。凄まじく速い強打を打つ相手でなければ、一定のレベルで早く面を作るのはそこまで難しい話ではありません。

そして面の準備を速める為にも、今回ご説明した足の使い方も改めて意識してみましょう。私自身もスクールなどでボレーの練習になると「早くラリーしたいなぁ…」なんて思っていましたが、今はボレーの練習こそ特に気を使うように心掛けています。

ボレーを少しでも上達させたいのであれば、問題意識を持って、積極的に練習に取り組むように意識するだけでも上達スピードは加速します。

-テニス上達(技術)

関連記事

テニスのネットミス

殻を破れ!ストロークが安定しない、伸び悩んでしまう人のチェックポイント

長年練習しているにも関わらず、テニスの上達に伸び悩んでいる人は多いです。 ・ストローク、ラリーが安定しない ・アウトよりもネットにかけてしまうことが多い ・調子の落差が激しい ・練習では良いショットを …

テニスフォアハンド

ボールを打たず、あなたのテニスを劇的に上達・変化させるヒント

「練習はウソをつかない」 私もそう思います。ですが、テニスユーザーの中で「上級者」と呼ばれる人は全体の中でも少数派で、多くの方はテニスの上達に悩んでいます。経験者と呼べるだけのキャリアとひたむきな情熱 …

テニスボール

テニスを上達させたい社会人週末プレーヤー必見!即効性のあるワンポイント

テニスは人によって上達スピードに個人差が凄まじく、テニス人口を見ると「上級者」と呼べる人間はほんの一握りで、「長年練習しているのにテニスが上達しない」と悩んでいる方が非常に多いのが現状と言えるでしょう …

テニスの壁打ち

テニスは壁打ちでも上達可能!有効な壁の使い方をご紹介

「テニスしたいけど相手がいない…」、「暇だし壁打ちにいくか…」。一部の公園にはテニス専用の壁打ちスペースがあります。個人的には、休日に壁打ちしにくる方は相当なテニス好きではないかと好感を抱きます。 実 …

ハードコート

テニスを上達させるために”必ず”出来なければならない大切な事とは?

「練習しているのに、テニスが一向に上達しない」 テニス歴の浅い初心者や初級者を除いて、相応の時間をテニスにつぎ込んでいるにも関わらず、いつまでも初中級・中級レベルを抜け出すことができずテニスの上達で悩 …

肉ジャガ(管理人)

肉ジャガ

ニス歴10年以上のテニスマニア。

テニスを始めた歳:12歳(中学1年生)

中学時代:硬式テニス部に所属
高校時代:某ジュニア育成チームに所属
大学時代:都内の大学の体育会に所属

卒業した現在もテニスを愛しています。

あなたのテニスライフをより充実させられるサイト運営を心掛けて日々精進致します。

最新の投稿