テニスのバックハンドの打ち方、両手打ちと片手打ち、どちらがいいのかについて解説します。
「テニスのバックハンドって難しい」
「片手打ちバックハンドってかっこいいけど難しそう」
「実際、両手と片手だとどっちの方が良いの?」
それぞれの違いや特徴についてお伝えできればと思います。
バックハンドは両手と片手、どちらが良いのか?
バックハンドは両手打ちの人と片手打ちの人がいますが、どちらが良いかは一概には言えないところです。
それぞれの打ち方には当然長所と短所が存在するので、自分自身の目指すプレースタイル、打ちたいショット等も考慮しながら決めるのがベストだと思います。
まずは両手と片手、それぞれの特徴について見てみましょう。
両手打ちバックハンドの特徴
・パワー負けしにくい
・打点が遅れても調節しやすい
・高い打点でも対処しやすい
・参考にできる選手が多い
・リーチが短くなる
・スライスは読まれやすい
・威力を出すのが難しい
個人的な両手打ちバックハンドの大きな利点は『打点が遅れても調節しやすい』という点だと思います。
多少振り遅れても手先で調節できるので、片手打ちよりもミスをするリスクは低いのではないでしょうか。
また、日本では両手打ちのプレーヤーが一般的なので、そこも上達させる際には参考になる選手も多く有利です。
●ノバク・ジョコビッチ
●錦織圭
●ラファエル・ナダル
●ダニール・メドベージェフ
片手打ちバックハンドの特徴
・威力を出しやすい
・リーチが長い
・スライスとの打ち分けが簡単
・かっこいい
・高い打点が難しい
・打点が遅れると調節が難しい
・教えられる人が少ない
片手打ちは両手打ちと比較してパワーを出しやすい一方で、安定させるのが難しい傾向があります。
両手打ちの場合は多少振り遅れてもコートに入れやすいですが、片手打ちの場合は基本的に難しいです。
ただ、スライスとの打ち分けが簡単で、相手に次のショットを読ませにくくできるのは大きな利点だと言えますよね。
●ロジャー・フェデラー
●ドミニク・ティエム
●ステファノス・チチパス
●スタン・ワウリンカ
●リシャール・ガスケ
両手打ちバックハンドはどう打てばいい?
ズバリ、
『飛んできた打球に対し素直に当てる』ことです。
具体的な打ち方や上達させる為のポイントは以下の記事にまとめています。
片手打ちバックハンドはどう打てばいい?
片手打ちで最も重要なのは『打点を前で捉える』ということになります。
詳しくは以下をどうぞ。
個人的なオススメは両手打ちバックハンドです【理由も解説】
理由としては以下になります。
・力が無くても楽にボールを飛ばしやすい
・打ち方やフォームが至ってシンプル
アドバイスできる人が多い
まず、日本では両手打ちバックハンドが多数派なのが大きいです。片手打ちバックハンドで悩んでいても、的確なアドバイスができる、教えられる人が限られてしまいます。
テニスコーチを専門的にされている方も、その多くは両手打ちが基本スタイルではないでしょうか。
両手打ちバックハンドに関しては人口も多いので、身近にも参考にできる人が多いと思います。
これからテニスを始める・始めたばかりの場合もそうでない場合も、日本は両手打ちのほうが教える環境が整っているワケです。
力が無くても楽にボールを飛ばしやすい
海外では片手打ちバックハンドの選手が多いですが、全体的に日本人よりもフィジカルやスペックが上です。特にトッププロの片手打ちバックハンドを参考にするのはオススメしません。
一方で両手打ちなら力が無くても、当てることができればボールを飛ばせます。
また、前述の特徴で述べた通り打点が遅れても調節が効くので、片手打ちよりもコントロールしやすいのは大きなメリットです。
距離感やタイミングを図るのが苦手な場合は、両手打ちバックハンドの方がいいかもしれません。
打ち方やフォームが至ってシンプル
両手を使う分、腕の動き等も片手打ちと比べて一定の制限がかかります。
一見「リーチが短い」「窮屈」とネガティブに捉えられますが、「無駄な動きが生じにくい」ということでもあります。
なので、打感が掴めれば調子の波にも左右されにくく、安定させやすいと言えるでしょう。
「細かいことを難しく考えてしまいがち」という場合、必然的に動作が制限される両手打ちバックハンドの方を選んでみてはいかがでしょうか。
実際に試してみて、自分に適した打ち方を身につけよう
以上、テニスの両手打ちのバックハンドについてでした。
両手打ちの方が日本のテニス環境的にオススメですが、片手打ちバックハンドにも負けず劣らずの可能性がタップリです。
本記事内で紹介したそれぞれの打ち方についても、是非ご覧ください!